教授ビザの申請方法と大学勤務の条件|必要書類・不許可回避【2025年版】

在留資格「教授」は、大学や高等専門学校などで教育・研究・研究指導に従事するための就労系在留資格です。この記事では、取得条件(本人・受入機関・報酬)必要書類申請の流れ不許可回避のポイント、および「教育」「研究」等ほかの資格との違いを、申請取次の実務視点でわかりやすく整理します。

  1. 在留資格「教授」とは(対象活動・在留期間)
  2. 取得条件(本人・受入機関・報酬)
  3. 必要書類(COE/変更/更新)
  4. 申請の流れ(海外・国内)
  5. 他の在留資格との違い(教育・研究・技人国・特定活動)
  6. 不許可になりやすいケースと対策
  7. 勤務条件・兼業・家族帯同の実務
  8. FAQ
  9. 関連ページ

在留資格「教授」とは(対象活動・在留期間)

  • 対象活動:大学・大学院・短期大学・高等専門学校等での教育研究研究指導、学部運営に関わる一定の学務。
  • 職位例:教授・准教授・講師・助教・特任(任期制含む)・客員・訪問教授 等。
  • 勤務先:学校教育法上の大学等、またはこれに準じる機関(設置認可・開設の適法性が前提)。
  • 在留期間:代表例 5年/3年/1年/3月。更新は在留期限の3か月前から可(在留期間と更新の目安)。

取得条件(本人・受入機関・報酬)

本人(申請人)の主要条件

  • 雇用契約(任期付含む)があること:職務内容が教育・研究・研究指導の中核であること。
  • 専門性・実績:学位(通常は修士以上、教授級は博士が望ましい)や研究業績、教育歴、職歴。
  • 研究・教育計画:配属部局、担当科目、研究テーマ、時間割などの具体性。

受入機関(大学等)の主要条件

  • 設置の適法性・継続性:設置認可・定款・組織図・教員組織・財務の健全性。
  • 報酬の同等性:日本人と同等以上の給与水準(俸給表・任期・各種手当・研究費の扱い)。
  • 教育・研究環境:研究室・機器・研究費採択・倫理審査体制等が整備されていること。
  • ガバナンス:就業規則、個人情報・ハラスメント対応、研究不正防止等の規程。

必要書類(COE/変更/更新)

管轄・事案で追加資料の指示があります。以下は代表例です。

1) 在留資格認定証明書(COE)で来日(海外から)

  • 在留資格認定証明書交付申請書
  • 雇用契約書または採用通知、任用辞令(予定)
  • 職務記述書(JD)・時間割案、担当科目・研究テーマの概要
  • 履歴書、学位記(修士/博士)・成績証明、研究業績リスト(査読論文・著書・外部資金)
  • 受入機関の設置に関する資料(学校法人登記・定款)、組織図、直近財務資料
  • 俸給表・賃金規程、同等性説明資料(日本人教員との比較)
  • 旅券コピー、写真、委任状(取次時)

2) 在留資格変更(国内で留学・研究→教授 など)

  • 在留資格変更許可申請書+在留カード・旅券
  • 上記COE相当の雇用・職務・研究計画の資料
  • (ポスドク等からの切替)研究実績・指導実績・評価書 等

3) 在留期間更新

  • 在留期間更新許可申請書+在留カード・旅券
  • 在職証明、シラバス・時間割、教育・研究の実績(授業実施記録、論文、科研採択 等)
  • 賃金台帳・源泉徴収票(直近)、研究費の執行状況

申請の流れ(海外・国内)

  1. 要件確認:職務の中心が教育・研究・指導であるか、給与同等性、設置の適法性。
  2. 書類収集:本人の学歴・業績、大学側の設置・財務・賃金規程、JD/時間割。
  3. 申請:海外→COE→在外公館で査証→入国/国内→在留資格変更。
  4. 審査:追加資料(授業計画・研究環境)への即応。学内の承認手続と整合させる。
  5. 許可・在留カード交付:所属機関・住所の変更は14日以内に届出。

他の在留資格との違い(教育・研究・技人国・特定活動)

  • 教育(Instructor):小中高校・語学学校等での授業担当は原則こちら。大学レベルの教育・研究・指導は教授
  • 研究:大学以外(官公庁・企業研究所等)で研究専従ならこちら。大学で教育・指導を伴うなら教授
  • 技術・人文知識・国際業務:大学の事務・経営・国際連携等の非教育・非研究は原則こちら。
  • 特定活動:短期の講義・招聘や学術イベントのみで、報酬性・期間・内容により指定される場合あり。

不許可になりやすいケースと対策

  • 職務の中核が教育・研究でない(事務中心):JD・時間割・授業担当一覧で教育・研究比率を明示。
  • 報酬の同等性が不十分:俸給表・同格教員の賃金例で説明。非常勤の時間給も相場と整合させる。
  • 研究・教育計画の具体性不足:担当科目のシラバス案、研究テーマ・年度計画を添付。
  • 設置・財務の疎明不足:法人登記、設置認可、組織図、財務資料を揃える。
  • 納税・社保不履行(更新時):加入・納付状況を整備し、証憑を提出。

勤務条件・兼業・家族帯同の実務

  • 勤務形態:常勤・任期付・非常勤いずれも可。非常勤のみの場合は安定性授業/研究実態の疎明を厚めに。
  • 兼業:大学規程の範囲で可能。教授資格の活動(教育・研究)に付随しない収益活動は慎重に(必要に応じて相談)。
  • 転職:同じ「教授」活動内なら可能。所属機関変更の届出(14日以内)を忘れずに。
  • 家族帯同:所得等の条件を満たせば家族滞在で配偶者・子の帯同が可能。

FAQ

Q. 大学の客員・非常勤講師でも申請できますか? A. 可能です。教育・研究・指導が中核であること、雇用契約・時間割・報酬同等性の疎明が鍵です。 Q. ポスドク(研究員)は「教授」ですか? A. 教育・指導がなく研究専従なら原則「研究」。教育・研究・指導を担うなら「教授」を検討します。 Q. 語学学校で教える予定です。どの在留資格? A. 小中高校・語学学校は原則「教育(Instructor)」です。 Q. 任期3か月の集中講義のみ。どう申請? A. 期間・内容・報酬により「教授」または「短期滞在(講学)」等を検討。個別事情により最適化します。

無料チェック:職務内容・時間割・研究計画・給与同等性・提出書類を即日点検。COE/変更/更新の最短ルートをご提案します。

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